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アルコール性肝障害:健康豆知識

どれくらいの量を飲むと肝障害がおこる?

 肝臓がアルコールを処理する速度は、体重10kgあたり1時間に1g、
すなわち体重60kgの人なら1時間に6gのアルコールを処理できます。

 一方、お酒に含まれるアルコール量は日本酒1合、ビール大便1本、ウイ
スキーダブル1杯がほぼ等しく、20〜25gです。従って、体重60kg
の人が日本酒1合を完全に処理するのに4時間以上かかることになります。

 夜10時に飲み終わり、翌朝8時に会社に出かけるとして、その間の10
時間に処理できる量は、普通の人で日本酒3合くらいでしょう。

 日本酒換算で3合以上を毎日飲む人を常習飲酒家、5合以上飲む人を大酒
家といいます。常習飲酒家のほとんどは、脂肪肝になっている可能性があ
り、また。大酒家歴13年以上の人はいつ肝硬変が見つかってもおかしくな
いでしょう。

アルコール性肝障害の種類

アルコール性脂肪肝
 肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態。1日5合の飲酒を一週間くらい続
けていると必ず起こるといわれる。この時点では特に症状はなく、しばらく
禁酒して回復をまち回復後は酒量を減らすこと、また肥満ぎみの人は摂取カ
ロリーを控えることで肝臓をいたわっていれば心配ないといえる。

アルコール性肝炎
 毎日、日本酒換算で3合以上飲んでいる常習飲酒家が宴会で大量に飲む場
合。あるいは、日本酒換算で5合以上連日痛飲している場合、食欲減退、吐
き気、腹痛、発熱、黄疸などの症状がでる。

 これは、肝臓が過度のアルコールに耐えられず、広範囲で肝細胞が破壊さ
れたためおこる。炎症がおさまれば自覚症状もなくなるが、肝臓がうけたダ
メージは大きく、炎症のあとが硬くなった状態で残り、このような状態が反
復すれば数年で肝硬変に移行することもしばしばある。

アルコール性肝線維症

 肝細胞が長い間破壊と修復を繰り返し、破壊が上回るとその欠落を埋める
ために結合組織が増殖する。肝硬変の前段階だが、まだ禁酒で回復の余地あ
り。

 アルコール性肝硬変
アルコール性肝炎や線維症によって肝臓の線維
化が進んだ結果おこる。肝硬変になると非可逆的で元には戻らない。食道静
脈瘤、腹水、肝性脳症など以外にも、アルコール常習者ゆえの神経症状、精
神症状が多く見られる。飲酒継続者の5年生存率は50%以下と極めて不
良。
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